ファッションやカルチャーについて綴るって言っていながらいきなりスポーツ観戦って?とツッコミが聞こえてきそうだが、それはさておき昨今、スポーツが面白い。
と言ってもプレイをする方ではなくあくまでもスポーツ観戦。
ちなみにプロ野球は見ないがWBCには夢中になり大谷さんは好きである。
もちろんイチローもリスペクトというミーハーで似非である。
それにしても最近サッカー、バレーボール、バスケット・・こんなに日本が強かったっけ?というくらい日本が強いスポーツを見るのが楽しい。
そしてスポーツ選手ってこんなに美しかったっけ?というくらい洗練されスター性のあるアスリートが揃っている。
大谷さんは色んな意味で別格かもだが、サッカーの田中碧、バレーの石川祐希、高橋藍などはもう完全にイケメン俳優にも負けない容姿で、世界で活躍するプロアスリートなのだからたまったものではない。
ではなぜ日本のスポーツが強くカッコよくなってきたか?その大きな要因は日本の漫画(アニメ)にあるのではないかと思うのはオヤジだけではないだろう。
オヤジはキャプテン翼やハイキューやスラムダンクを読み込んではいないが、その存在は知っている。
巨人の星やドカベンなどは所有して何度も読んだ世代だがそのスケールが違うのだ。
ドカベンではメジャーリーグで活躍するところまで描かれていないのだ。(後に星飛雄馬がスピンオフでメジャーで活躍したような記憶もあるが・・曖昧)
一方、キャプテン翼などは世界のトップサッカー選手のバイブルになっているという話も有名で、こうした日本から発信されるアニメや漫画が今の現実を作っているのだと思うのである。
先日、配信でスラムダンクの映画を見たが、主人公のキャラ、個性や技術、そしてそのドラマティックな展開は脳がリアルの試合と混合してしまい普通にスポーツ観戦とストーリー映画を同時に味わったような新鮮な感覚だった。
こうした日本の漫画(アニメ)の描く世界が日本人アスリートの潜在意識を書き換え、セルフイメージを変えているに違いない。
同時にこうしたスポーツアニメは世界200カ国以上で配信され、日本人アスリートすげえ!やっぱ忍者の国やべぇっ!てイメージが今の現実を創っているのだと思う。
ちなみに、日本に来た外国人が体験してみたい日本の文化の3位に忍者が入っているらしい。
またかなりの高確率で「忍者はどこにいるの?」と聞かれると聞いたことがある。
そしてその問いに対する100点の対応は、人差し指を縦に唇に当て耳元で「しーっ!その話題はNG。今、君はその忍者に狙われているよ」と囁くことだと。
話はそれたがそんな日本の忍者アスリートたちは、外人コンプレックス(という言葉すら死語?)など微塵も感じさせないどころか、とうとう漫画やアニメを超えてきているのだから今、スポーツ観戦が面白くないはずがない。
蛇足ではあるが、多くのプロ野球選手のゴールドチェーンを代表とする垢抜けない感だけは、どうにかならないものかと嘆くのはオヤジだけだろうか。
『プロ野球選手だけなぜダサいか問題』については、また別の機会でじっくりと考察してみたい。